韓流 K-pop 韓国映画
08/20
Wed
2014
ところが、エスカルゴ型でもなくポリス笛でもないホイッスルは実は、存在したのです。
古くから船乗りの間で使われてきたボースン笛(ホイッスルあるいはコール)が
そのホイッスルです。
Boatswains Call-Navy Historyによると
英国船でボースンズ笛が使われたのは、
西暦1248年の十字軍の時代にまでさかのぼることができるということです。
昔は、英国船で階級を表す名誉のバッジとして身に着けられていたと同時に
おそらく命令を伝えるために使われていたであろうことが想像されます。
1485年頃には英国大提督の象徴として 、
1562年まで官職を引き継いだ者が身につけていました。
その後、英国艦隊全体で命令を伝える手段として使われるようになります。
そして、1671年からはボースンズ笛して知られるようになりました。
今ではボースンズ笛と鎖は、
航海士長、操舵係下士官、甲板長航海士の階級を表す印であり、
海軍軍事教練団では、操舵係下士官と甲板長航海士が身に着けています。
このようにボースンズ笛は、古くから船乗りの間で使われていたのです。
亀山社中の航海士が身に着けていたとすれば、このタイプのホイッスルではないでしょうか。
亀山社中時代の坂本龍馬は薩長同盟など国事のために奔走しており、
船は亀山社中の同志たちにまかせ、
航海士として船に乗ることはほとんどありませんでした。
坂本龍馬が船長として活躍したのは、
長州藩が幕府と戦った1866年6月の第二次幕長戦争(第二次長州征伐)において、
長州藩の軍艦ユニオン号で、下関海戦に参加し幕府軍を相手に戦い、
長州の勝利に大きく貢献した時ぐらいでしょうか。
その坂本龍馬がホイッスルを普段から身に着けていたのでしょうか。
亀山社中の大将であった坂本龍馬が
ホイッスルを右腰に、もしぶら下げていたのであれば、
それは、ファッションか亀山社中の一員である証の為でしかないでしょう。
また、実用性を求めるのであれば、ボースンズ笛は